お歳暮のマナーは相手の事を考えて。贈らない理由って誰にある?
11月も後半になってくると、お歳暮を考える時期になります。
感謝の気持ちを込めて贈ったお歳暮が、無用なトラブルにならないようにしたいものですね。
そんなトラブルを避けるための、お歳暮のマナーについてお話します。
他に、お歳暮を贈ってはいけない人とその理由。
についての記事です。
お歳暮のマナーは相手の事を考えよう
そもそもお歳暮とは、お世話になった方への感謝の気持ちを表す事なのです。
他にも、今後もよろしくお願いします。
と、いった意味もあります。
そのため、1回だけ贈ってそれで終わりではありません。
1回贈ったのならば、来年も再来年も数年間にわたりお歳暮を贈る状況が考えられます。
お歳暮を自分から途中でやめるのは、難しいものなのです。
お歳暮を贈った相手との今後の付き合いはどうなのか?
をよく考えて、最初のお歳暮を贈るか贈らないかを考えましょう。
また、お歳暮と同じく感謝の意を込めて贈るお中元があります。
今回はお歳暮のお話なので詳しい話はしませんが、マナーとして知っておきたいことを一つ。
お中元は1年の前半の感謝の気持ち。
お歳暮は1年を通しての感謝の気持ち。
という事は、お中元を贈ってお歳暮は贈らないというのは、おかしな話ですね。
これはマナー違反です。
両方贈るのは負担になるから片方だけで済ませたい。というのであれば、お歳暮だけを贈りましょう。
次は贈る品物です。
お歳暮の品物というと、やはり飲食物が一般的です。
そして、もちろん相手に喜んでもらえるような、好みに合った品物を選びたいものです。
また、お子様がいる家庭ならば、子供も含めて皆さんで口にする事が出来るような物を選びましょう。
お酒を飲まない相手にアルコールの類を贈っても喜ばれません。
マナー違反とは言いませんがせっかく贈ったお歳暮を他の方へ、たらい回しや使い回しにされるのが関の山です。
品物を選んだら次は贈る?送る?時期ですね。
本来は、12月13日~12月20日辺りに受け取ってもらうのが良いとされていました。
しかし最近ではだんだん時期が早まり、12月に入って早々に贈ることも珍しくはありません。
逆に、お歳暮の品物がお正月に合うものであるならば、年の終わりに近くなっても良いと思います。
とはいっても、相手先が企業や取引先である場合は注意です。
年末に近くなればなるほど忙しくなります。
郵送するならばともかく、訪問し持参するのであれば早めの方が迷惑にならないでしょう。
お歳暮を贈らない理由って?
先ほど、取引先や企業へのお歳暮の話が出ましたが、相手によっては贈ってはいけない場合もあります。
その理由は以下から説明します。
その理由とはただ単純に、お歳暮やお中元などの贈答品を受け取らない取引先や企業があるからなのです。
これは会社ごとの考え方の違いからなのです。
さきほどお話したとおり、お歳暮は1回だけで終わる事はありません。
また、お歳暮を受け取ったら、お礼状やお返しの必要性もないとはいえません。
お互いに負担になるような事は避けましょう。
といった方針がある会社へは、お歳暮を贈るのは避けましょう。
これは、会社の上司に対してもいえます。
会社自体が社員間でのお歳暮のやり取りを禁止している企業もあります。
そういった決まりがある会社にお勤めの方は、その決まりに従いましょう。
そして特に注意したいのが、公務員の方へのお歳暮です。
これは、ダメです。
取引先企業へや、社員間同士のお歳暮の禁止とはワケが違います。
公務員へのお歳暮やお中元などの贈答品は、ワイロとみなされてしまう事があるからなのです。
受け取った方はもちろん、贈った方にも罰則やペナルティが科せられる可能性があります。
もちろん、全部が全部法に触れるのか?というと、そうではありませんが・・・
とにかく、相手に対して迷惑になり、マナー違反どころでは済まない事もあることを念頭に入れておきましょう。
もちろん、お子さんの学校の先生にも注意が必要です。
私立学校であるならば別ですが、公立学校の先生は公務員ですからね。
まとめ
お歳暮は相手の方への感謝の気持ちを示すために贈り物をします。
相手の立場に立って、貰ってうれしく思われるような贈り物&贈り方をしましょう。
お歳暮を贈ってはいけない相手もいますので、それはよく注意してくださいね。
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