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お弁当に前日に作り置きしたおかずは?おすすめは?保存方法は?

毎朝、時計と競争しながらのお弁当作り、本当に大変ですよね!

「あと5分寝ていたい…」「朝はバタバタして、ゆっくり作る時間なんてない!」

そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?

早起きが苦手だったり、朝は自分の準備で精一杯だったり…。でも、手作りのお弁当で、ランチ代を節約したいし、栄養バランスも考えたい。そんなあなたの強い味方になってくれるのが、「前日の作り置き」なんです!

前の日の夜、少し時間に余裕がある時に準備しておけば、朝は詰めるだけでOK♪ 驚くほど心に余裕が生まれますよ。

この記事では、

  • お弁当を前日に作り置きする際の注意点
  • 作り置きにぴったりなおすすめメニュー
  • 美味しく安全に保存するための方法

について、たっぷりとご紹介します。これを読めば、あなたのお弁当作りがもっと楽しく、もっと楽になるはずです。一緒に、賢く楽しいお弁当ライフを始めましょう!


目次

第1章:お弁当を前日に作り置きするおかずの注意点は?

「当日の朝に作るお弁当でさえ、傷まないか心配なのに、前日に作っちゃうなんて本当に大丈夫…?」

そう感じますよね。特に、ジメジメする梅雨の時期や、気温がぐんぐん上がる夏場は、食中毒が気になります。

でも、安心してください!これからお話しするポイントをしっかり押さえれば、前日に作ったお弁当も、安全に美味しく食べることができますよ♪

食中毒を防ぐ!作り置きの絶対ルール

お弁当作りで一番気をつけたいのが、「食中毒菌を増やさない」こと。食中毒菌は、「水分」「栄養」「温度」の3つの条件がそろうと、あっという間に増殖してしまいます。お弁当は、菌にとってまさに快適な環境になりがちなんです。

特に、作ってから食べるまでの時間が長くなる「作り置き弁当」では、この3つの条件をいかにコントロールするかが、最大のカギになります。

「なんだか難しそう…」と感じたかもしれませんが、大丈夫!これからご紹介する具体的なポイントは、意外とシンプルで、すぐに実践できるものばかりですよ。

具体的に何をすればいいの?7つの基本ポイント

では、さっそく、作り置きおかずを作る上で絶対に守りたい7つのポイントを見ていきましょう!

1.生ものは絶対にNG!

お刺身や生野菜(レタスやキュウリなど)は、水分が多く、菌が繁殖しやすいため、作り置き弁当には絶対に入れないようにしましょう。ミニトマトを入れる場合は、ヘタを取って水気をしっかり拭き取ることが大切です。ヘタの周りには雑菌が残りやすいんですよ。

2.食材の中心まで、しっかり火を通す!

食中毒菌の多くは熱に弱い性質を持っています。お肉やお魚、卵などは、中途半端な加熱は絶対に避けて、中心部までしっかりと火を通しましょう。ハンバーグの肉汁が透明になるまで、鶏肉の中心がピンク色でなくなるまで、というのが目安です。しっかり加熱することで、殺菌効果が期待できます。

3.おかずの水分・汁気をしっかり切る!

菌は水分が大好き!煮物などの汁気はしっかり切ってから詰める、和え物は水分の出にくい食材を選んだり、キッチンペーパーで水気を吸い取ったりする工夫が必要です。「おかずカップ」や「仕切り(バラン)」を上手に使って、他のおかずに水分が移らないようにするのも大切なポイントです。

4.水分を多く含む食材は避けるのが無難

豆腐や水分の多い野菜(きゅうり、レタスなど)を使ったおかずは、時間が経つと水分が出てきてしまい、菌の繁殖を促す原因になります。作り置きには、根菜類やきのこ類、パプリカなど、比較的、水分が出にくい食材を選ぶのがおすすめです。

5.味付けは「いつもより少し濃いめ」を意識!

お砂糖や塩、お酢、お醤油には、食品の水分を奪い、菌の繁殖を抑える「静菌効果」があります。きんぴらごぼうや照り焼きなど、甘辛い味付けのおかずは、作り置きにぴったり!また、梅干し、生姜、カレー粉などのスパイス類も抗菌作用が期待できるので、積極的に活用してみましょう。

6.素手で触らない!清潔な調理器具で!

私たちの手には、どんなにきれいに洗っても、見えない雑菌が付着しています。食材を混ぜたり、お弁当箱に詰めたりする際は、清潔な菜箸や使い捨ての手袋を使い、直接手で触れるのは避けましょう。

7.市販の抗菌シートやグッズを活用する!

最近では、お弁当のおかずの上に乗せるだけで菌の繁殖を抑えてくれる「抗菌シート」が、100円ショップなどでも手軽に手に入ります。お弁当のフタに貼るタイプや、バランの形をしたものなど種類も豊富。特に夏場は、お守り代わりにぜひ活用したい便利アイテムです。

どうでしょう?これらのポイント、実は「当日の朝にお弁当を作るときにも気をつけていること」が多くないですか?

そうです!特別なことではないんです。ただ、食べるまでの時間が長くなる分、「いつも以上に丁寧に」を心がけるだけ。時間に追われる朝よりも、心に余裕のある前日の夜の方が、かえって落ち着いて、丁寧に作業できるかもしれませんね♪

調理器具やお弁当箱の衛生管理も忘れずに!

せっかくおかずに気を使っても、調理器具やお弁当箱が汚れていては元も子もありません。

  • まな板・包丁: 肉や魚を切った後は、その都度しっかり洗い、できれば熱湯をかけて消毒しましょう。野菜用と肉・魚用でまな板を使い分けるのも非常に効果的です。
  • お弁当箱: パッキンは取り外して、隅々まで丁寧に洗いましょう。カビやぬめりが残りやすい部分なので要注意です。洗い終わったら、しっかりと乾燥させることが大切。時々、キッチン用のアルコールスプレーで拭いたり、漂白剤でつけ置きしたりするのもおすすめです。

第2章:作り置きするおかずのおすすめメニューは?

「注意点はわかったけど、具体的にどんなメニューなら作り置きに向いているの?」

そんな声が聞こえてきそうですね!たしかに、前日に作るとなると、レパートリーが限られてしまうように感じるかもしれません。

でも、大丈夫!作り置きに向いていて、しかも冷めても美味しいおかずは、たくさんあるんです♪ここでは、「メインおかず」「サブおかず」「彩りおかず」に分けて、おすすめのメニューをたっぷりご紹介します。

作り置きの強い味方!メインおかず(主菜)レシピ

お弁当の主役、メインおかず!しっかり味で、ご飯が進むメニューが人気です。

  • 鶏の照り焼き甘辛いタレが食欲をそそる定番メニュー。タレをしっかり煮詰めて、お肉に絡めるのがポイントです。タレにとろみをつけることで、汁漏れを防ぎ、傷みにくくなりますよ。
  • 豚の生姜焼き生姜の抗菌作用も期待できる優秀おかず。玉ねぎから水分が出やすいので、お肉だけで作ったり、片栗粉をまぶしてから焼いたりすると、水分を抑えられます。
  • 唐揚げ子供から大人まで大人気!衣が水分を吸ってくれるので、お弁当向きです。前日に作っておけば、朝は詰めるだけなのが嬉しいですね。下味に生姜やニンニクを効かせると、風味もアップし、保存性も高まります。
  • ミートボールトマトソースや甘酢あんで煮込んだミートボールは、味がしっかり染み込んで冷めても美味しい!ケチャップやソースの酸味や塩分が、保存性を高めてくれます。
  • 鮭の塩焼き・西京焼き焼き魚は、調理工程で水分が飛ぶため、傷みにくいおかずの代表格です。塩や味噌でしっかり味がついているので、お弁当にぴったり。
  • ハンバーグ中までしっかり火を通すことが絶対条件!きのこソースなど、水分の多いソースはかけずに、ケチャップを別添えにするのがおすすめです。お弁当用に小さく作っておくと、火の通りも早く、詰めやすいですよ。

彩りも栄養も満点!万能サブおかず(副菜)レシピ

メインおかずだけでは、お弁当はちょっと寂しいですよね。栄養バランスと彩りをプラスしてくれる、名脇役のサブおかずをご紹介します。

  • きんぴらごぼうごぼうや人参などの根菜は、水分が出にくく、作り置きに最適!醤油と砂糖の甘辛い味付けは、保存性も高めてくれます。鷹の爪を少し加えると、ピリッとしたアクセントと、さらなる抗菌効果が期待できます。
  • ひじきの煮物乾物であるひじきは、作り置きの強い味方。人参、大豆、油揚げなど、様々な食材と一緒に煮ることで、栄養も彩りも豊かになります。汁気はしっかり切ってから詰めましょう。
  • かぼちゃの煮物ホクホクとした食感と自然な甘みが美味しい一品。煮崩れしないように、少し固めに煮るのがポイントです。こちらも、煮汁はしっかり切ってくださいね。
  • ほうれん草のごま和え緑黄色野菜を入れたい時にぴったり。茹でた後、これでもか!というくらい水気をしっかり絞るのが最大のポイントです。醤油と砂糖で和えるのが定番ですが、麺つゆを使うと味が簡単に決まりますよ。
  • にんじんしりしり彩り鮮やかで、お弁当がパッと明るくなります。ツナ缶の油ごと炒めることで、コクが出て、にんじんの水分をコーティングしてくれる効果も。卵とじにするのも美味しいですが、その際は卵にしっかり火を通してくださいね。
  • 切り干し大根の煮物こちらも乾物なので、作り置きに最適。独特の食感と、じゅわっと染み込んだお出汁の味がたまりません。

お弁当のすきまを可愛く埋める!彩りおかずレシピ

「なんだかお弁当に色が足りないな…」「ちょっとすきまが空いちゃった…」そんな時に大活躍してくれる、小さなおかずたちです。

  • 卵焼き・だし巻き卵お弁当の定番中の定番!傷みにくくするために、いつもより少しだけお砂糖やお塩を多めにし、半熟ではなく、中までしっかり火を通しましょう。
  • ブロッコリーの塩茹で鮮やかな緑が嬉しいブロッコリー。少し固めに茹でて、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取ってから入れましょう。マヨネーズやドレッシングは、食べる直前にかけられるよう、別の小さな容器に入れるのが鉄則です。
  • パプリカのマリネ赤や黄色のパプリカを細切りにして、お酢、砂糖、塩、オリーブオイルで和えるだけ。お酢の殺菌効果で日持ちしますし、彩りも抜群です!
  • 大学いも揚げてから甘いタレを絡めるので、水分が少なく傷みにくいです。お弁当に入っていると、ちょっと嬉しいデザート感覚のおかずですね。

冷凍保存もOK!夏場や忙しい朝に大活躍するおかず

上で紹介したメニューの中には、冷凍保存できるものもたくさんあります。時間がある時にまとめて作って冷凍しておけば、忙しい日の朝は、冷凍庫から取り出して詰めるだけ!

  • 冷凍におすすめのおかず
    • ひじきの煮物、きんぴらごぼう
    • 唐揚げ、ハンバーグ、ミートボール
    • ほうれん草のバターソテー
    • ブロッコリーの塩茹で
  • 冷凍のコツシリコンカップなどの小分け容器におかずを1回分ずつ入れてから、冷凍対応の保存容器や保存袋に入れて冷凍します。こうしておけば、朝は必要な分だけ取り出せて、とっても便利ですよ♪

第3章:お弁当を作り置きしたときの保存方法は?

さあ、美味しい作り置きおかずが完成しました!最後の関門は、食べる時まで、いかに安全に美味しく保存するかです。ここを間違えてしまうと、せっかくの努力が水の泡になってしまいます。正しい保存方法をマスターしましょう!

美味しさをキープする!冷蔵保存の鉄則

前日の夜に作ったお弁当は、翌朝まで冷蔵庫で保管するのが基本です。

最大のポイントは、「完全に冷ましてからフタをする」こと!

温かいままフタをしてしまうと、お弁当箱の中に湯気がこもり、水滴になってしまいます。この水滴が、菌の絶好の繁殖場所になってしまうのです。

おかずをお弁当箱に詰めたら、フタを開けたまま、完全に冷めるまで待ちましょう。時間がない時は、保冷剤の上に乗せたり、うちわや扇風機で風を当てたりすると、早く冷ますことができますよ。

そして、朝になったら、一度お弁当箱ごと電子レンジで温め直すのがおすすめです。

「え、また温めるの?」

はい、そうなんです。再加熱することで、万が一、保存中に増え始めてしまった菌を殺菌する効果が期待できます(食中毒を100%防ぐものではありません)。

そして、ここでもう一度、「温めた後は、再び完全に冷ましてからフタをする」ことを忘れずに!朝の忙しい時間ですが、このひと手間が、お弁当の安全性をぐっと高めてくれます。

夏場はこれで安心!冷凍保存のテクニック

気温も湿度も高い夏場は、冷蔵保存だけでは少し心配…。そんな時は、「お弁当ごと冷凍」というテクニックがおすすめです!

  1. 冷凍可能なおかずを選ぶ: 第2章でご紹介した冷凍向きのおかずを中心にメニューを組み立てましょう。(こんにゃくや豆腐、水分の多い野菜は食感が変わってしまうので不向きです)
  2. ご飯もおかずも完全に冷ます: 冷蔵の時と同じく、しっかり冷ましてから詰めます。
  3. お弁当箱ごと冷凍庫へ: フタをして、そのまま冷凍庫で一晩凍らせます。
  4. 朝はそのまま持って行くだけ!: 朝、冷凍庫から取り出して、保冷バッグに入れて持っていきます。お昼に食べる頃には、自然解凍されてちょうど良い食べごろに♪ まるで天然の保冷剤のようにお弁当全体を冷やし続けてくれるので、傷むリスクを大幅に減らすことができます。

職場の電子レンジが使える環境なら、食べる直前に温め直すと、さらに美味しくいただけますね。

最後の仕上げ!お弁当箱への詰め方のコツ

詰め方ひとつでも、お弁当の安全性は変わってきます。

  • ご飯も完全に冷ます: おかずだけでなく、ご飯も温かいまま詰めると蒸気がこもる原因になります。炊き立てのご飯は、お皿などに広げてしっかり冷ましてから詰めましょう。
  • 仕切りを上手に使う: おかず同士の味や水分が移らないように、バランやシリコンカップでしっかり仕切りましょう。
  • 抗菌シートを乗せる: 仕上げに、おかず全体を覆うように抗菌シートを乗せれば、さらに安心感がアップします。

季節ごとの注意点と日中の保管方法

お弁当を持って家を出てからも、油断は禁物です。

  • 季節を問わず: 直射日光が当たる場所や、高温になる車内などに置くのは絶対に避けましょう。
  • 春~夏、梅雨時期: 必ず保冷剤を添え、保冷バッグに入れて持ち運びましょう。職場に冷蔵庫があれば、迷わず入れて保管してください。
  • 秋~冬: 涼しい季節でも、暖房が効いた暖かい室内に置きっぱなしにするのは危険です。できるだけ涼しい場所で保管しましょう。

まとめ

いかがでしたか?お弁当を前日に作り置きすることは、決して特別なことでも、難しいことでもないんです。

たしかに、気をつけるべきポイントはいくつかあります。でも、そのほとんどは、当日のお弁当作りでも共通すること。違う点を挙げるとすれば、

  • 前日に作ったお弁当は、しっかり冷ましてから冷蔵保存!
  • 朝、一度温め直し、再びしっかり冷ましてからフタをする!
  • 特に心配な夏場は、思い切って「お弁当ごと冷凍」!

このポイントさえ押さえれば、前日の夜に、時間に追われることなく、落ち着いてお弁当を作ることができます。朝の数十分の余裕は、心の余裕にも繋がりますよね♪

この記事を参考に、あなたのお弁当作りが少しでも楽に、そして楽しいものになれば、とても嬉しいです。さあ、今夜からさっそく「作り置き弁当」を試してみませんか?

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